アイレス 35 VC 1958年製
諸元 |
レンズ
シャッター
|
: 『H コーラル』 f1.9 50m/m 5群6枚構成
: 『セイコーシャMXL』 B,1〜1/500 |

ただいま、在庫あり!SHOPページにて販売中
アイレスと言えば、 今では、こんなカメラメーカーがあったのか?と思うようなネームである。
一眼レフの台頭で、その流れに乗りきれなかったメーカーの一つだが、個性的なカメラが多くあった。
 |
この「VC」は、
『レーダーアイ』
(左写真)
とともにレンジファインダーカメラではこのメーカーの最終機種だろう。 |
 |
デザインが良く ライカM-3に通じる雰囲気を持ち、前記の『レーダーアイ』とともに中古カメラの人気機種で稀少度の高いカメラである。
|
|
開発競争の激しかったこの頃、アイレスでは、1954年に発売された「35U」型では、我が国ではじめてのブライトフレームファインダーを採用し、1955年に造られたV型では、大口径の[H.コーラル f 1.9] と云うレンズが搭載された。これは、日本で初めて、レンズ固定式カメラで1.9の明るさを持ち、しかも開放で撮っても「何の収差もフレアーも出ない」と 大好評を博した名レンズである。これらの技術を受け継ぎ、1958年に、このVCが発売された。
修理したカメラでカラーフィルムを入れて試写してみたが 現代のカメラと比較しても、何ら遜色はない。 当時は「カラー」などとは云わずに「天然色」と云った。 |

1955年に造られたV型 |
|
|
1958 年製
レンズ H コーラル f1.9 5群6枚構成
シャッター セイコーシャ MXL B,1〜1/500

|