Minolta A2.A2-LT.AutoWide等      
諸元
 

   
A型の後継としてこのA2型は、A型に比べて洗練されたカメラになった。
シャッターもAc型(A型の最終ヴァージョン)の、『シチズン MX 』から、
『シチズン MXV』 1/400に改良され、セルフタイマーも付けられた。
  現在は、ほとんど使われなくなってしまったが、フラッシュバルブ即ちM接点を使うときには、
セルフレバーを下げシャッタータイミングを、1/30遅らせることができ、
フラッシュバルブのタイムラグに対応していた。  
 その後改良されf3.5やf2.8付きも出され、 このカメラの系統は「スパーA」「A2−LT」「オートワイド」まで続いた。
上の3枚の写真は左からA.AC.A2-LTの順に並んでいる。  A型は前にも記したが3タイプほど有ってシャッターが「コ
ーナンフリッカー」と「オプチパー」と「シチズンMX」が有る。  前期、後期の見分け方は前期にはフラッシュ接点にカバ
ーが無く巻き戻しはクランク式でレンズ廻りには「CHIYODA KOUGAKU」となっている。又、後期はAC型と呼ばれネ
ームプレートは「CITIZEN MX」となっており巻き戻しはノブ式に変更されている。  3枚目の写真は A2-LT型でA2より
2年遅れで1958年に発売され、レンズ交換可能なカメラでとても珍しいカメラだ。 A型との大きな違いはシャッターダ
イヤルがボディの後ろに付けられた事だ。
 同じ「A2-LT」型にも2種類があってシャッターが左は「シチズンMXV」が付き右には「MVL」が付いていて、シャッター
速度が 1/400 から 1/500 に格上げされている。
両機を比較しても違いはシャッター速度、及びそのダイヤルの形、巻き上げクランクの止めネジの形、M接点でのセル
フタイマーレバーの使い方の違いくらいで、その他は全く同じだ。 「A2-LT」型は「オートワイド」と共に稀少度の高い
カメラなのだが「MXV」付きは滅多に見られないカメラだ。
「ミノルタ オートワイド」   このカメラもユニークさに於いては「A-2やLT」を遙かに勝っている。シャッターやシボリそ
れに露出計などの使い方は、説明書がなければなかなか判らないと思う。  右の写真の通り非常にユニークな設定
だ。ファインダーもでかいプリズムを3個も使っているのでとても明るくクリアーに見える。コニカVAと同じようにスッキリ
見えるしワイド感があってとても迫力がある。 

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マミヤ ルビー f 1.9
マミヤ ルビー f 1.9
Minolta A2